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「化成処理」と「鍍金(めっき)」のちがい

金属表面に化学変化を与えて安定した化合物層をつくり、これによって金属の腐食を防いだり、美観を与えて金属の実用的付加価値を高めたりする表面処理方法で金属表面に生成する化合物皮膜層が、必ずその金属(母材)の化合物である場合に「化成処理」といいます。


したがって、母材金属表面に他の異なる金属皮膜(化合物)が生成しても、この場合は化成処理とは呼ばず、クロムめっきのような鉄の表面に異種金属であるクロム皮膜層をつくる場合は、「化成処理」ではなく、「めっき」の分野に入ります。